ノベルゲーの感想置き場

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月姫-A piece of blue glass moon- 感想

ホントはもっと早く終わらせてるはずだったんですが、途中でうっかりアルセウスにハマってしまったせいでここまで遅くなりました。

私はFateシリーズから型月に入ったんですが、折角ならゲーム版やりたいな〜でもプレミア価格になってるしな〜とかぐだぐだしてたので中々月姫をプレイする機会がなかったんですよね。そんな中ついにリメイクが出たのでやるしかないと思って買いました。


【総評】

めっっっっちゃ楽しかったです!!!!やりごたえしかなかった。
今回は月の表側だけなので攻略キャラはアルクェイドとシエルの2人だけのはずなんですがボリュームめちゃめちゃありましたね。
ほとんど旧作通りのアルクルートと違ってシエルルートは大幅変更されてたのもあって、体感シエルルートの長さがアルクの2倍くらいあった。

てかほんとにBGMといいイラストといい美しいゲームですね。生命線のpianover.でオタクくんボロ泣きしちゃう。

早く裏側もやりたいよ〜〜〜奈須きのこ頑張ってくれ いつまでも待つから

攻略順はアルク→シエルノーマル→シエルエクストラ(全て固定)

最推しは裏側が出ていない以上まだなんとも言えないな〜今のところ遠野志貴が強いですね、好きなタイプの男です。
同人版ではベッドヤクザらしいね〜〜〜ちょっと見たい〜〜〜真面目に月箱買うか悩んでるよ

ここからネタバレ含むので注意⚠



アルクェイド・ブリュンスタッド(CV長谷川育美)ルート】

まずビジュアルが最高だよね。流石志貴が何度も心の中で容姿を褒め称えるだけはある(声に出せ)
初手十七分割の下りはなんとなく知ってたんですが、思ってたよりスプラッタだったので「これが月姫か………」と初っ端から洗礼を受けた。

ルートとしては凄く美しい話だったなと。
感情を知らず、ただ吸血鬼を殺すだけの機械だった女が殺人鬼の男と出会い、そして別れる話。
このルートの一番の見所はやっぱりアルクェイドが夜を駆けるシーンじゃないかな〜〜〜〜
たった数秒の記憶が、千年に渡る度の報いだったと微笑む彼女に泣きそうになってしまった。BGMも相まってほんとにズルい。

そしてなんといっても終わり方。大団円のハッピーエンド!というものとは程遠いけれど、美しく、儚く、そして優しいエンディングでしたね。私こういうエンド大好きなんだ…………
アルクェイドは志貴と過ごした日々を夢に見ながら眠りにつき、志貴は彼女が幸せな夢を見ていられるように、美しい記憶を抱いて彼女がいない日々を生きていく。
この2人ほんとにやべ〜奴とやべ〜奴の組み合わせのはずなのに、お互いを思いやる気持ちが大きくて、暖かいものだからほんとさ〜〜〜〜って言葉が出てこなくなるな……………
「好きだから、吸わない」って台詞に全てが詰まってるよ

日常パートもかわいくて好き。志貴の言葉に目まぐるしく表情を変えるアルクとそんなアルクに素直になれないツンデレ志貴………こいつらほんとかわいいね。

きのこ曰くアルクルートが1つしかないのは理由があるみたいなのでもしかしたら裏側でグランドフィナーレみたいなエンド来るのかな〜〜〜〜楽しみにしてるぞきのこ…………

あとアルクルートは秋葉ちゃんがいちいちかわいかったですね。特に志貴が倒れたとこのめちゃ動揺してる秋葉ちゃんに心を揺さぶられた。




【シエル(CV本渡楓)ルート】

正直最初はそこまで興味がなく、あ〜こういう先輩キャラいるよねくらいの気持ちだったんですけどルート入ってその気持ちは跡形もなく消え去りました。
お茶目なところあるのめっちゃかわいい〜〜〜志貴にちょっと意地悪なことしちゃうのニコニコして見てた。
 
なんというかこの人はヒロインとヒーローが一緒になったみたいな人でしたね。戦うシーンだったり志貴を守ってくれるとこだったりほんとヒーロー。
でもって志貴からの直球の台詞ですぐ顔赤らめたりあわあわしたりするからもうそんなの好きになっちゃうじゃん…………

ルートとしてはとってもボリュームが凄かった。アルクが短め(当社比)かつシンプルに纏まってるのに対してこっちは壮大なスケールとボリューム感って感じのシナリオ。
旧作ではアルクルートに喰われてあまり印象に残らなかった人も多かったみたいですが、今回はそんなこと全くなかったですね。
あと今回はマジでノエル先生の存在がデカい。この人がいないシエルルート全然想像出来ないもんな
代行者としてのシエル先輩を尊敬すらしてたって言ってたの、やっぱ殺戮マシーンだったシエル先輩がノエル先生を残して1人「女の子」に戻っちゃったのが耐えられなかったんだろうな…………
ノエル先生の善人でも悪人でもない、やべ〜奴らの中ただただ普通の人だったとこ大好きだよ。
返してよ…………で私の心は抉られた。

ノーマルエンドは先輩の穏やかな死相で情緒がやられました。
まさか志貴が代行者ルートを選択するとは思わずビックリしたんだけど、志貴は志貴なりに自分が望んで選んだ道だってのがな〜
報われなさそうで辛いんだけど、そんな彼の旅立ちを静かに見送ってくれるカリウスさんとても良い人だな………アンドーも中々にキャラ濃いし何よりマーリオゥくんが志貴の面倒めっちゃ見てくれてるのほんと優しい 有能上司が過ぎる

からのエクストラエンドですよ。
いや正直戦いのスケールデカ過ぎて笑っちゃった。アルクェイドがマジでやべ〜〜〜〜〜人外なのを認識しましたね………失恋大怪獣こわい……………でもやっぱりかわいい…………
正直なことを言うと個人的に最終盤の戦闘シーンは長過ぎてちょっとダレちゃってました。でもやっぱ迫力あって凄かったです。
あとカーナビロアほんと草。何度も何度も転生を繰り返してた男があの一撃に自分の存在をかけて消えていくのちょっとカッコよくてズルいな。元凶の癖によぉ…………。

そしてアルクとの別れのシーン。運命の女はお前だけど、幸せにしたいのは別の女なんだって感じがしてとても好きでした。運命の出会いよりも自分が幸せにしたい存在を選ぶのほんとすきだ…………
ノーマルエンドの切なさがあったからこそ、このエクストラエンドが輝きますね。先輩の笑顔が見れて良かった………これからも辛いことはいっぱいあるかもだけど、2人なら乗り越えれるよ……………
あとアルクとの再会を匂わせてきたとこサイコ〜〜ですね。3人でカレー食べに行ってくれや。

でもインタビューでのきのこの語り口的にこれトゥルーエンドではないっぽいのがビックリ。これ以上のトゥルーとかあるんか?わからん




【月の裏側に向けた諸々】

いやほんと早くやりたいっていうのが今の純粋な気持ちですね。
秋葉ちゃんは思ってた以上にお兄ちゃん大好きで可愛いし、翡翠ちゃんも自分の主人は志貴だって主張するのかわいいし、琥珀さんもころころ変わる表情が魅力的だけどちょっとこわいです。どんなルートになるんだ…………
さっちんのルートがあるのも嬉しいね〜一番ルートの想像つかないや。旧作でもないから完全に未知数

あと顔見せ程度だった斎木2人と異物感が否めない阿良句先生が裏側でどんな活躍するか気になります。阿良句先生は敵意とか害意とかがさっぱり見受けられないのが逆に怖いよ〜〜〜〜

そして何より早く遠野志貴の過去とか本人についてもっと知りたい。まだ表側だけだと分かってないことが多過ぎるので………


ほんととっっっっても楽しくて面白くて美しいゲームでした。ありがとうTYPE-MOON!月の裏側待ってるぞ!